ピケマルシェ365日に通所しているパン職人(利用者)は、
全員が障害者基礎年金を受給している。 現在は全員が自宅から通っているので、すぐに経済的に困ることはない。 しかし、いつかは親元から離れ、それぞれに合った暮らしを築いていかなければならない。 「親なき後」も生活を維持するためにはどうすれば良いか、 保護者であれば誰もが不安に思っている大きなテーマである。 もしグループホームでの暮らしを選択した場合を例にとると… 家賃で月60,000~70,000円、食費、光熱費で月30,000~35,000円とするとこれで年金は消えてしまう。 むしろ足りないくらいである。洋服も欲しいし、たまには余暇や旅行も楽しみたい。 そんな当たり前の生活を送るためには、それを賄える工賃がなければ生活が維持できないのである。 親はいつまでも健在でいるわけではない。 私たち支援者はこの現実を受け止め、彼らの仕事に見合った、 生活を維持できるだけの工賃の支払いを目標に、あらゆる努力をしていかなければならないと思っている。 それぞれがどんな暮らしを望むか、それもまた大きなテーマとして、彼らから情報を得ていきたい。
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April 2021
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